【学芸員日記】4/22 博物館の建っているところは…
今日はお天気も良く、どこかに出かけたくなるような気持ちに…
お昼休みに、博物館の周囲を散歩してきました。
改めて、博物館の建っているところがどんなところなのかをご紹介します。
安城市歴史博物館が建っているところは、戦国時代、後に徳川宗家となる安城松平氏の拠点であった安城城趾です。
写真は古城図に二間半(の高さ)と描かれた切り岸址です。向こうに見えるお寺の本堂が建っているところが主郭、博物館が建っているのはその隣です。
安城城は、松平氏の力がまだ小さかった頃、西の織田氏と東の今川氏とのせめぎ合いの場所でした。安城城をめぐる織田と今川の攻防戦で奮戦して亡くなった善恵坊の碑が隣の八幡社の中に立てられています。
戦いの中で亡くなった女性を葬ったといわれる姫塚もすぐそばにあります。
お寺の北側にまわると、同じく安城城を巡る織田、今川の戦いで亡くなった本多忠高の碑への案内表示が…
寛政九(1797)年、当時岡崎城主であった本多氏が、祖先を讃えて立てた碑です。
家紋はもちろん立葵。