歴博講座「三河仏壇伝統工芸士の技に学ぶ」の金箔講座が行われました
本日、歴博講座「三河仏壇伝統工芸士の技に学ぶ」の金箔講座が行われました。
講師は中根英治氏、加藤隆氏、アドバイザーは平林祐二氏です。
三河仏壇といえば漆塗と純金仕上げが特徴で、きらびやかな浄土の世界が表現されています。
写真一枚目の宮殿をご覧いただければよくお分かりになるかと思います。
今回はその金箔貼りの技術を、10㎝四方ほどのタイルで学んでいきました。
さまざまな図案の中から好みのものを選び、金箔を貼ったタイルにそれをうつしていきます。
まだ薄い線ですが、これをスクラッチのように削っていきます。
削り棒の面を使い分けて細い線、太い線、綿で削りぼかしを入れると、漆のようにつやつやした黒いタイル面が露出していきます。
細かな作業ですので、みなさん息をひそめて真剣に行ってみえました。
その甲斐あって、素晴らしい作品が出来上がりました。
次回の「三河仏壇伝統工芸士の技に学ぶ」は彫金と蒔絵ですが、好評につき満席となりました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
7月からはじまる寿三郎展に関連した講座も予定しておりますので、ぜひそちらも宜しくお願い致します。