安城市歴史博物館 お知らせ

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三河万歳の初舞が行われました

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本日、安城三河万歳保存会さんによる三河万歳実演新春招福の初舞と、おしるこ振る舞い、抽選会が行われました。


万歳とは烏帽子に素袍を着た太夫が、才蔵の打つ鼓に合わせて、 かけあいで、
めでたい文句をとなえ歌い舞えば、歌のとおりになる、と信じる予祝の芸(祝福芸の一つ)をいいます。
江戸時代になると万歳師の出身地にちなんで「三河万歳」と呼ばれるようになりました。

まず神道三河万歳から「天の岩戸開きの舞」を披露して頂きました。
古事記で良く知られる天の岩戸に隠れた天照大神を呼び戻す場面を織り込み、太夫と才蔵が愉快に掛け合う演目となりました。

次は三河御殿万歳、こちらは新春に鶴と亀が訪れる「地」、次々に神々の名をよみあげる「柱立」、さらに七福神(恵比寿、大黒、福禄寿、布袋、寿老人、弁財天、毘沙門)が順番に出てきて賑やかに祝う「舞い」の3つに分かれます。特に「舞い」の部分のうたは、なんともおかしく滑稽です。

最後に「忠臣蔵三段目裏門の湯」三曲万歳です。歌舞伎の名場面を題材に、滑稽な言葉やしぐさで演じ、芝居万歳とも呼ばれ、たいへんもてはやさたそうです。
衣裳や化粧もなかなか本格的で、大変楽しめる演目となりました。

三河万歳保存会のみなさま、ありがとうございました。

その後は本日特別展をご観覧頂いた方を対象とした、宮崎牛など豪華景品が当たる抽選会が行われました。
引き続き三河万歳保存会の方に進行をお手伝い頂き、よりおめでたいものになったかと思います。
当選された方、おめでとうございました!

 

来週1月12日(土)13日(日)は山崎からくり工房の山崎津義さんが製作されたからくり人形「茶運び人形」「乱杭渡り」「文字書き人形」などを展示します。
2005年に愛知万博で開かれた「世界からくりコンテスト」でグランプリを受賞したからくり人形「流鏑馬」も登場。
実演は下記の日時にておこないます。
精巧な作りでありながら、どこか温かみのあるからくり人形をぜひ見に来てください。

展示:1月12日(土)・13日(日)9:00~17:00
実演:1月12日(土)①11:00~ ②13:00~
   1月13日(日)①11:00~ ②14:00~
場所:歴史博物館 エントランスホール