安城市歴史博物館 お知らせ

安城市歴史博物館で行われる企画展や催し物のレア情報をいち早くお届けします。

安城歴博・中京大学連携講座を開催しました

f:id:anjo-rekihaku2016:20180113161710j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20180113161701j:plain

 

本日は安城歴博中京大学連携講座「尾張藩の情報収集活動 ―殿中刃傷事件をめぐって― 」が行われました。
講師は歴史文化学科准教授の白根孝胤氏です。
寒い中大勢のお客様にお越し頂きました。

 

有事において情報は大変重要な物となります。
インターネットや携帯電話など便利な通信機器が多く揃う現代において、それを検索し知る事はたやすくなっていますが、昔々の情報収集はどうなっていたのでしょうか?

現在でも歌舞伎や芝居など多くの題材に使われる忠臣蔵、赤穂事件。
田沼意次の息子意知が旗本佐野善左衛門に刺殺された江戸城殿中刃傷事件。
この二つの大きな事件を当時の人はどう知り得て、その後地方へどのように情報が広がったのか、白根先生の分かりやすい語り口と資料とともにご解説頂きました。
また、忠臣蔵の四十七士の一人である片岡源五右衛門が愛知県(尾張藩)とも縁深く、その点も皆様興味深そうに聞いておられました。
白根先生、ありがとうございました。


次回連携講座は3月10日(土)14時より「愛知県の自由民権運動」を行います。
講師は歴史文化学科准教授の中元崇智氏です。
申込は不要ですので是非お気軽にお越しください。

三河万歳新春招福の初舞と文字からくり人形書初めを行いました

本日、安城市歴史博物館の新春第一弾イベントが開催されました。

三河万歳保存会の皆様による、新春招福の初舞と文字からくり人形書初めという大変おめでたい二本立てとなります。

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20180107171031j:plain

 

演目は天の岩戸に隠れた天照大神を呼び出す場面を織り込んだ神道三河万歳「天の岩戸開きの舞」
太夫と才蔵の愉快な掛け合いが見どころとなります。

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20180107171039j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20180107171048j:plain

 

次の「御殿万歳」は新春らしいめでたい言葉をかけことばとし、語呂良く歌います。
後半には立ち、舞いながら歌う、舞台に映える大変華やかな演目でした。

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20180107171518j:plain

歌舞伎の名場面を題材に、滑稽なしぐさや言葉で演じる「三曲万歳」は芝居万歳とも呼ばれ大変もてはやされたそうです。
今回は忠臣蔵の一場面をパロディー的に演じる「神崎東下り」を公演して頂きました。
化粧や衣装も大変本格的でした。

三河万歳保存会の皆様、素晴らしい舞台をありがとうございました。

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20180107171531j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20180107171535j:plain

また、当館学芸員の解説とともに、なんと全国で二体しかないからくり人形による書初めを行いました。
その仕掛け中のからくりもご覧頂きながらの作動となり、新春らしい特別感のあるイベントとなりました。

寒い中たくさんの皆様にお越し頂きありがとうございました。
重ね重ねとはなりますが、本年も宜しくお願い致します。

次回のイベントは1月13日(土)14時より「安城歴博中京大学連携講座 尾張藩の情報収集活動 ―殿中刃傷事件をめぐって―」を行います。
講師は歴史文化学科准教授の白根孝胤氏です。
申込は不要ですので是非お越しくださいませ。

 

【新年のあいさつ】

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、当館の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
歴史博物館は本日5日(金)より開館しております。エントランスに桜井凧を展示しておりますので、ぜひ見に来てください。

歴史博物館の新春イベントは、1月7日(日)14時~の安城三河万歳保存会さんによる三河万歳「新春招福の初舞」でスタートします。正月のめでたい招福芸をぜひご覧ください。

1月20日(土)からは、企画展「一汁三菜-江戸から昭和の食文化-」の展示が始まります(1/20~3/18)。江戸時代後期から昭和30年代の安城の食を紹介します。
皆様のご来館を心よりお待ちいたしております。

平成30年も皆様にとりまして、実り豊かな年になりますよう祈念申し上げます。

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20180105094937j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20180105094941j:plain

 

【年末年始の休館のお知らせ】

本年も大変お世話になりました。ご来館くださいました皆様、本当にありがとうございました。

歴史博物館の玄関にも立派な門松が設置され、新年をお迎えする準備を着々と整えています。
年明け、皆様を華やいだ雰囲気でお迎えできるよう、本日は安城の桜井凧をエントランスホールに飾りつけしていきます。

安城市歴史博物館では、明日(28日)より年末年始の休館をさせていただきます。
【歴史博物館 休館日】12月28日(木)~1月4日(木)

【博物館併設「喫茶古都」の年末年始営業日のご案内】
12月28日(木)8:00~10:30 モーニングのみ
12月29日(金)~1月1日(月) お休み
1月2日(火)8:00~10:30 モーニングのみ
1月3日(水)8:00~10:30 モーニングのみ
1月4日(木)8:00~10:30 モーニングのみ

年明けは1月5日(金)9時より開館いたします。
門松(~1月10日まで)や桜井凧(~1月21日まで展示)を見に、歴史博物館にお越しください。

また、1月7日(日)14時~は、安城三河万歳保存会さんの出演による三河万歳「新春の招福舞」をおこないます。あわせて「文字書きからくり人形書初め」も披露します。お正月のおめでたい招福芸です。ぜひご観覧ください。
http://ansyobunka.jp/rek…/event&screening/index-eve&scr.html

来年も安城市歴史博物館をどうぞよろしくお願い申し上げます。来年も皆様のご来館をお待ちしております。

f:id:anjo-rekihaku2016:20171227143612j:plain

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20171227143641j:plain

体験講座「ミニはにわづくり体験~成形から焼成まで~」を行いました

本日12月17日、体験講座「ミニはにわづくり体験~成形から焼成まで~」を行いました。
講師は名古屋経営短期大学 子ども学科講師の本田郁子氏です。
定員いっぱいの申し込みを頂き、満員御礼の講座となりました。

 

1日で焼きあげるため、指にすっぽりと入る可愛いサイズのはにわを作っていきます。
土をこね、めん棒に巻き付け乾かないよう手早く形成していきますが、慣れない作業にスタッフの粘土はカピカピに…
なんとか作業に戻り、目を作ったり手を付けたり、好みのはにわにどんどん変化していきます。
参加者の皆様の手元から可愛いはにわが生まれていく様は、見ているこちらもワクワクしてしまいます。

ドライヤーと布団乾燥機(こんな使い方があったとは!)で色が薄くなるまで乾燥した後、七輪で焼いていきます。
温度は1250度を超えることもあるそうで、場所によっては様々な色に変化し、同じ七輪で作業をしても同じようにはなりません。
こういった所が焼き物の楽しい所なのだなと思いました。

皆様の作品はどれも本当に可愛らしく、並べて写真を撮るなどされていました。

講師の本田先生、アシスタントの皆様、ありがとうございました!

 

次回の体験講座は年が開けた2月18日(日)10時より、おこしもの作りを行います。
申し込み開始までいましばらくお待ちください。

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20171217175524j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20171217175530j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20171217175535j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20171217175543j:plain

歴博講座「東海の人面文と安城の人面文」を開催しました

本日12月16日、歴博講座「東海の人面文と安城の人面文」を開催しました。

 

現在開催中の「発掘された日本列島展」に関連した講座になりました。
昭和52年に安城の亀塚遺跡から発掘され、平成28年に国指定重要文化財に指定された人面文土器を中心に当館学芸員が満員のお客様の前でお話をさせて頂きました。

 

大変興味深かったのは、イレズミの人面文土器はおおむね全国から出土されているのですが、畿内からは出てこなかったというお話でした。
イレズミ文化が比較的早めになくなったからかもしれない、それは他の土地と政治が違っていたからなのでは、というくだりから
畿内といえばあの為政者が関係していたりするかも…!?と非常にロマンの広がる一時間半となりました。

 

次回の歴博講座は年の開けました1月27日(土)14時より、企画展「一汁一菜」に関連しました「日本デンマーク時代の食」を開催いたします。

 

また、明日12月17日(日)14時より当館学芸員愛知学院大学の学生ボランティアさんにより展示解説が行われます。
学生さんは14時から16時まで第一会場にみえますので、ご質問などありましたらお気軽にお声をかけて下さい。
青いベストが目印です!

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20171216160358j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20171216160414j:plain

安城歴博・中京大学連携講座を開催しました

本日12月9日、安城歴博中京大学連携講座「1548年小豆坂の戦い前夜の三河情勢」を開催しました。
講師は、中京大学歴史文化学科教授の村岡幹生氏です。

 

今川、徳川、織田といった非常に有名な戦国武将がしのぎを削った小豆坂の戦い
どのような経緯で合戦に至ったか、そして現在私たちの住まう三河はもちろん日本がどう動いたか、当時やりとりされた手紙等から導いたお話をして頂き、歴史の積み重ねを感じることができました。

 

満員となった会場からはお配りした資料を一斉にめくる音が響き、皆様熱心に村岡先生のお話に耳を傾けていらっしゃいました。
また、先生が某有名番組へVTRで出演された時の裏話など、なかなか聞くことのできない話題も出て、時折笑いも起こっていました。

 

次回の安城歴博中京大学連携講座は来年1月13日(土)14時から「尾張藩の情報収集活動―殿中刀傷事件をめぐって―」となります。
講師は中京大学歴史文化学科准教授の白根孝胤氏です。
是非お越しください!

 

f:id:anjo-rekihaku2016:20171209155206j:plain

f:id:anjo-rekihaku2016:20171209155214j:plain